ソーシャルメディア革命をビジネスへ


Salesforce bringing in the “Social Media Revolution” into Business!
~ソーシャルメディア革命をビジネスへ~


仕事から帰宅し、PCを開いて「Hootsuite」を眺めていたらセールスフォースがこちらのページでライブ配信をしている事に気づき、覗いてみた。

すると、何とそこには基調講演を行う同社
CEOのマーク・ベニオフ氏が映っていた。


そう、今日はロンドンで「
Cloudforce 2010」が開催されたのだ。
配信されるという情報は
Facebook上のセールスフォースアカウントからキャッチはしていたが、すっかり忘れていた。
さて、内容についてだが、このイベントは東京でも近々開催されるという事もあるのであまりネタバレしないように気をつけます。

今日の講演を聞いて自分が感じた事だけここでは述べますね。
(ちなみに東京のイベントには既に申し込んであるので、参加できればまた記事を投稿するかもしれません)

まずはじめに、株式会社セールスフォース・ドットコムを知らない方はウェブサイトを見てください。
クラウド・コンピューティングの話題となればこの会社名がすぐに出てくる程「最先端のインフォメーションテクノロジーを生み出した会社」です。

簡単に説明するとこの会社はインターネット上に、ビジネスで必要な情報を全てまとめて管理する事ができるサービスを提供しているのです。
(ザックリと説明しちゃいましたが、細かく説明するとキリがないので、あしからず…)
例えば以下の様な情報をインターネット上に一元化できる:
  • 顧客情報のデータベース
  • 社員のスケジュール(今何しているかという個人のリアルタイムステータス、そして各社員がいる位置情報だって分かる)
  • 各プロジェクトや各社員の進歩状況
  • 各部署や各社員の毎月の結果(売上など)

これだけでも凄いサービスだったのだが、これに加えて社内用ソーシャルネットワーク機能とも言える「Chatter」が今年の5月にリリースされたのだ。
※詳しくは自分が書いたこちらの記事をどうぞ!
ちなみにこの記事はセールスフォースの社長さんがRetweetしてくれたのでお墨つきですよ(笑)
以前書いた記事でも紹介したが、2009年にソーシャルメディアを通して動く情報量がE-mailを通して動く情報量を抜いた。
ソーシャルメディアが世界に情報革命をもたらしたのだ。
これにより個人が自分に関する情報を手軽に発信する事ができる時代となった。
Twitterを利用されている方なら実感しているとは思うが、今インターネット上にはあらゆる情報が溢れている。
誕生日や住んでいる地域などのプロフィール情報はもちろんだが、その他にも具体的な情報が多々ある。

例えば「誰か〇〇について教えてください」や「あれが買いたいけどちょっと高いなぁ」とか「来週は九州にでも旅行に行こうかな」など、個人が感じている事などの情報がリアルタイムに流れている。

そして
twitterやFacebook、そして日本で言えばMixi上等では出会ったこともない人同士による情報交換が日々行われている。
インターネット上ではこのような画期的なコミュニケーションが行われているのだ。

あなたがこの記事を読んでいる今この瞬間にもあらゆる情報が交換されている。
これがソーシャルメディア革命だ。
ここでセールスフォースのメッセージを紹介したい。ソーシャルメディア革命はまだ消費者の間でしか起きていない。

要するにビジネスの世界にはまだ浸透していないのだ。

そんなメッセージを伝えるために作られた本イベントのオープニングビデオが自分は非常に好きだった。

好きなのは最後の部分だ。テキストで説明すると、まずTwitterのホーム画面が出てきてtweetを打ち込むスペースにこんなテキストが入力されていくのだ:
  1. 世界は今やこうやって情報を共有している
  2. 未来の「ある日」にビジネスの世界もこのようになる
  3. 皆さん、その日へようこそ
そう、今日から(少なくともロンドンでは)ビジネスの世界にもソーシャルメディアの革命がやってくるのだ。
では、ビジネスの世界にソーシャルメディアからの情報を取り入れて有効利用するという事はどんな事ができるようになるのだろうか…

Twitter
からの情報をセールスフォースのサービス内で表示する事が出来るようになったのだが、そうなると例えばTwitter上で自分の会社の製品についてtweetされている情報などをChatter内のチーム間で共有する事ができる。

その情報を生かして製品の改善につなげることも出来れば、セールスフォースのサービス内からその
tweetに対するリプライだってできる。
また、そういった情報のやり取りをカスタマーポータル(ヘルプセンター)などと連携して
Q&Aサイトを効率よく充実させる事だって可能なはずだ。
この機能の可能性を考えたらワクワクしますな!

ちなみに英語ではありますが、この機能の紹介ビデオがありますのでよければどうぞ。

もちろんFacebookと連携させる事だって出来るのです。
ちなみに
Facebookの場合はTwitterMixiよりも「実名性」が高く、「Facebook Friends」の方が「Twitter Friends」よりもお互いの関係性がもっと近くなる。
私も
Facebookでは知らない人とはあまり繋がらないようにはしている(例外もあるけどね)。セールスフォースはこの特性を踏まえた素晴らしい機能を公開するようだ。

こちらも英語だが、良ければビデオを見てください。
例えばある人物に自社の製品を売り込みたい時は事前にその人物(ターゲット)に関するあらゆる情報を手に入れることが出来る。

それを上手く利用する事が出来れば売り込みの成功率がグンと高まるのだ。

ターゲットが
Facebookを利用しているならば、もしかしたら自社の社員の誰かとどこかで繋がりがあるかもしれない。

それをセールスフォースのサービス上で確認できるのだ。

もしかしたら、自分の会社にこのターゲットと仲が良い人物がいるのかもしれない。

いるならば、その社員にターゲットを紹介してもらえれば売り込みがスムーズに行く可能性が高まる。
これが今の時代の「有効な情報利用」だ。

テクノロジーが進むにつれて、インターネット上で流れる情報は今後更に増えていくことは間違いない。
その情報をどのように集め、どのように整理し、そしてどのように利用するかによってビジネスが成功するかどうかが決まる。

これは
IT業界に限らず全ての業界に当てはまる事実だ。
まだ、実感していないですか?

遅かれ早かれ、いずれあなたの業界にもこの波は押し寄せるでしょう。

その波にのまれるか、その波の流れに乗るかはあなたの「ソーシャルメディア力」次第!

という事で悪い事は言わないので、もしまだでしたら、「
Facebook」は早くはじめましょう!(笑)

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