『Lady Gaga "The Born This Way Ball" Tokyo 2012』に行ってきたよ!やっぱレベルが違かったよ!


さいたまスーパーアリーナで行われたLady Gagaの "The Born This Way Ball"に行ってきた。


はじめに断っておきますが、自分はガガの特別なファンという訳ではないです。好きか嫌いかと言われたら「好き」だし、コンサートを見に行きたいかどうかと言われれば「そりゃ見に行きたいでしょ」ってぐらいな気持ちでチケットを取りました(安い席ね)。

「Lady Gagaチームは世界でもトップクラスのエンターテインメントショーをきっと見せてくれる」と楽しみにしてました。やはりエンタメの本場であるアメリカで大成功を収めている彼女のショーを見ておく事は良い体験になると思った。あらゆる世界のトップをこの目で見る事で初めて受ける事のできる良い刺激があるからね。

ちなみに彼女のTwitterフォロワーは約2,300万人、Facebook Pageの「いいね」数が約5,000万人。Lady Gagaはソーシャルメディアを最大限に活用しているアーティストのトップランナーである事からも非常に注目していたのだ。

一言でいうと今夜のショーはArtistic(芸術的)でエロティックなモンスターイベントでした。

コンサートはとにかく大盛り上がり。Lady Gagaコスプレの女性達が目立ってはいたが、あらゆる世代の客が押し寄せた。

ショーが始まってまずド肝を抜かれるのがステージ上に現れた巨大な城だ。

「Welcome to my kingdom」とエロっぽく吐き捨てるセリフがカッコ良かった。


注目すべきポイントは多々あったがその中でも下記項目をピックアップしてみた:
  1. 衣装
  2. ダンス
  3. パフォーマンス (歌とダンス以外)

【衣装】
ちょっとステージが遠すぎて写真とかは無いのだが、「そんな衣装世界に一つしかないでしょ!」と突っ込みたくなるような期待通りのものばかりでした。
おっぱいの部分から銃みたいなのが突出している服やケツがほとんど見えているようなキワドいものもあり、常に「次はどんな服で登場するんだろう?」と思わせる工夫が非常に多かった。
何を着るかだけであそこまで客を楽しませる事ができるスキルは凄い。


【ダンス】
とにかくバンクダンサーの動きにキレがあってハンパなかった!
ものすごくテンポの早い曲を大勢で踊る際にもズレがないだけでなく、非常にパワフルでただただ圧倒された。
そしてテンポの遅い曲の際には滑らかな動きも華麗に披露していた。
やはりこのクラスのアーティストが抱えているバックダンサーはきっと大勢の中から選ばれた精鋭たちなのだろう。本当に良いもの見せてもらいました。


【パフォーマンス(歌とダンス以外)】
歌と歌の間に挟むマイクパフォーマンスは圧巻だった。
「カワイイ」とか「アイシテル」とか日本語で発言する事もポイントはもちろん高かったが、それよりも落ち着いた口調から一気に乱れ始める様子や、バイクに乗りながら女性とイチャイチャする様子、そして何と本番中に化粧(口紅)まで塗りなおしてしまう「予想外の行動」は明らかに緻密に計画された演出だったと感じた。

ちなみに日本のアーティストのマイクパフォーマンスって大体「うわぁ~!こんなに沢山の方々に来てもらえて嬉しいです。楽しんで行ってね~」という程度のものが多い気がする。頑張っても「じゃあ左側の人たち楽しんでますか~?」ぐらいの付けたししかしないと自分は個人的には思っている。まぁひどいのは「はい!自己紹介します!」みたいなノリだね(もはやただのアイドル嫌いw)
Lady Gagaの場合は「I'm all yours Tokyo」や「Black Jesus, do you give a fuck if they're not enjoying!?」とシャウトするなどまるで演劇か映画を見ているような迫力でした。
時には辛い過去を思い出しながらか涙しながら次の曲を紹介するなど、色んな形で観客を引きつける演出であふれていた。

ちなみに個人的にビックリしたのが、アンコール前のラストソングで彼女が非常にテンポの速いダンスを踊りながら締めくくりの言葉を歌いだした時だ。あのタイミングで「今日はありがとう」や「またくるぜ東京」などのフレーズを詰め込むアーティストははじめて見た。


とにかく大規模なイベントで観客を惹きつける工夫が詰まった世界トップクラスのショーだったと思う。これこそ「エンターテインメント」と呼ぶべきで、こういうイベントにこそお金を払って現地で体験するべきだ。

あくまでも個人的な意見だが、日本のアーティストが行うコンサートを見るとこう感じてしまう:
  • 歌唱力 = 一般人の平均レベルに毛が生えた程度
  • ダンス = 運動神経の良い人であればたった数日でマスター出来てしまいそうな難易度&クオリティー
  • マイクパフォーマンス = ただのおしゃべりであり時間稼ぎ(そしてみんな同じ事言う)
  • 演出 = テーマが良く分からないし、あまりお金をかけて無い
もちろん全員がそうだとは言わないが大半がそうだと思う。アイドル系なんて分かりやすいよね。
こんなクオリティーなのにチケット代もきっちり取るし、CDやグッズだって売れているんだから変な文化だよね。

エンターテインメントに対してお金を払うんだったら自分がどう頑張っても真似できない様なものを見せてほしい。『シルク・ドゥ・ソレイユ』とかは分かりやすいですな。ああいうのは迷わずお金出しますね。
でも「あれぐらいのダンスだったら2日トレーニングすればマスターできるでしょ」っていうパフォーマンスには払いたくない。

今回のLady Gagaイベントは間違いなくお金を出して見る価値はあると改めて感じたし今日は非常に良いものが見れた。

ちなみに同じコンサートのDVD映像が公式に公開されているのでこちらもどうぞ。



Lady Gagaのバイオグラフィーはこちら:

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